皆様にとって「ペット」とはどのような存在でしょうか?
昔は番犬として犬を飼う・ネズミ対策に猫を飼うというお宅が多くございました。しかし、ここ最近は家族の一員として共に生活をされている方も多いのではないでしょうか?
赤ちゃんの頃から我が家にむかえ、一緒に走り回ったり・じゃれ合ったり・様々な会話をしたり・辛いときにもずっとそばに居てくれる。怪我をしたときや病気になったときは慌てて病院に連れていき、治ってきたときには心からホッとした事でしょう。
その家族同然の愛しいペット(家族)の幸せを願うのは当然の事であり、それはこの今だけではなく永遠なる幸せを願い、出来る事ならまた再会したいと思われている方がほとんどなのではないでしょうか?
私達と愛しいペット(家族)のご縁はこの世だけではございません。
阿弥陀仏は私達が心から極楽浄土へ往生を願い「お念仏」を称えれば必ず救い取るとお約束下さりました。日々、自分の都合で人を見て、自分の都合で判断し、自分の都合で行動し、気付かぬうちに多くの人の心に傷を付け、小さいながらに多くの罪を犯している私達。このまま次の世をむかえたら一体どんな恐ろしい世界に行かなければいけない己なのでしょうか?
しかし、日々の間違いを反省し懺悔をし、心から西方極楽浄土へ往生を願いお念仏を称えることが出来れば必ず救うとお誓い下さりました。そしてそこは、一切苦しみも悲しみもない世界・お互いに敬い合える世界・心から感謝を伝えることの出来る世界・心からごめんねと謝れる世界なのです。
そして、我々の称えるお念仏の一声は亡き方への供養ともなる。愛しいペット(家族)の為にお念仏を称えれば阿弥陀仏の救いの光は必ず亡き方を照らし、極楽浄土へお導き下さるのです。いずれはまた西方極楽浄土にて再会を果たさせていただくことが出来るのです。
私は願います。ただの幸せで終わるだけでなく。皆様の大切なペット(家族)が幸せであることを、この世だけでなく後の世の幸せを、そして皆様とまた会える日が来ることを。
今回建立した【ペット供養墓】に埋葬する前にお経をお称え致します。共に心を合わせお念仏をお称え頂けましたら幸いです。
合掌